WH-1000XM4 が想像以上に使えなかった
前に、AVANTEKのイヤーマフを買った。
不満は、
- しっかりつけると圧がなんか気になる
- 横になれない(分厚から)
- 音を聞くのにイヤホンと2重にすると耳が痛い
と言うところだ。
もともとは、認知症の祖母がうっさい事。その消音ができれば、何でもいい。
今回は、最強のノイズキャンセル力<のいずきゃんせりんぐりょく>と名高い、WH-1000XM3のAPT系が使えないと、
悪名高い後継機WH-1000XM4を買った。
4万4千円は高いぜ、チクショー。記事に書いたと言う事は、もちろん不満大爆発と言う事である。
※記事の書き手は、MP3 96kbpsでCDとの違いが判らなくなる、分解能の猛烈に低いクソ耳の持ち主です。
商品を買って、貴方が感じたことは、貴方が感じたことの方が正しいです。
やりたかったことは、
- ケーブル2本(充電と音楽用)出ててもいいから、イヤホンとイヤーマフ併用の解消
- アクティブノイズキャンセリングの実力を知る
これで、静かな作業環境を入手できる予定だった。
まぁ、盛大に裏切られた。
買って、エージングを終わらせて、100均の10倍の値段のそこそこのビクター社のΦ3.5mmのステレオミニプラグのケーブルを用意して、スマホのAC電源を接続。いざ、電源投入・・・。
はい、電源入りません。説明書に書いてある通り、充電しながらの使用はできません。
メーカーのカタログより、取扱説明書を買う前に読むべきでした。
ーーーここからが連休丸潰しのくそ作業ーーー
事前にwebのレビューサイトを漁って、電源が入らなくても、ただのヘッドホンとして使えることは知っていた。
オーディオプレイヤーテスト用に準備してある、音量を絞りまくっていても聞こえるランティス海苔音源、
「ユメノトビラ」の音が鳴るのは、開封時に確認済だ。
エージングで壊れた? -> 鳴ってはいるので、故障ではなさそう。
USBの充電ケーブルを抜いて、起動。確かに起動した。
後ろのテレビの音が、イヤーマフよりちょっと大きいくらいの音量で抑えられている。
ノートPC外付けの冷却ファンの音がかなり静かで、タイピング音も聞き耳を立てるレベルでないと聞こえない。
否応なしに期待が高まるのが落とし穴だった。
早速、SuganoMusic の Sands of Time 2020 をリッチにWaveで出力したファイルを、
チープなDACで大変申し訳ないが、 X-Fi Go! Pro r2で再生する。
聞こえてきたのは、ボーカル削除ソフトのしくじり音楽だった。
アプリが変な出力をしているのか?と思い、アプリをいったん閉じて、再起動。オーディオ出力を確認してもう一度再生する。
やはり、主旋律が消えて裏拍?だけが残った残念音楽だ。
ファイルが壊れているのか?
仕方ないので、ユメノトビラに戻る。何という事でしょう、ドンシャリランティスが鳴りを潜め、
チープなオーディオの位相がずれた音楽再生。音量を6→48/100まで上げても、全然パワーもない。
元のイヤホンに戻すと、普通に聞こえる。
なんてこった、返品できる期限なんぞあっという間に過ぎているぞ。
ヨド○シカメラで保険かけようと思ったら、兄ちゃんに拒否された理由が分かったぞ。
手持ちのオーディオテクニカのセールスイヤホンの方が、ドンシャリするし、エージングしたら、低い音量でもガッツリ鳴ってくれる。
4万4千円が2千円に完全に敗北だった。
自作の鉄道動画 + SuganoMusic MassDriver + \Cuスタ平 MassDriver を再生しながら、音を聴き比べる。
オーディオテクニカで調整したので、あの時の音がしっかりなっている。
ノイキャンヘッドホンは、今度は¥Cuスタ平さんボーカルとちょっとだけ、元のボーカルがなっている。
たまに主旋律の生き残りが聞こえる。そして、走行音がきれいに消えている。
せっかくの電動車の主電動機の真上を陣取ったというのに。
スマホのオーディオジャックにさしても同じだった。
!!そういえば、このヘッドホン制御アプリあったよな → 「お前のAndroidは対象外。m9」
だから、古臭くケーブルで聞きたいんだよ。どうせBluetoothなんか3xしかないんだから。
そろそろ壊れそうだから買った、新スマホならアプリ動くんじゃね?
NFCが動かない→アプリ入れる→Bluetooth無効でヘッドホン認識かける→ダメ。
泣く泣く、Bluetoothの認識かける→認識されない、NFCでも認識しない。
NFCで一発設定じゃなかったのかよ。
1時間ぐらいどったんばっったん→つながってアプリ開いた。
設定途中で切れた。またどったんばったんやった。
つながった隙に、
- 自動電源OFFをOFF
- 音質モードを接続優先に切り替え
とりあえず、これで。
アップデートがあると言うので、アップデートをやったが2回失敗して、3回目でやっと入った。
でも、バージョン番号変わらなかった。なぜ?これ以上突っ込むのは疲れた。
設定を何とか変えられたので、いざPCに有線接続。
・・・ボーカル消しそこないの裏拍音楽が流れた。もうそんなの要らないって言うの!!
ヘッドホン+イヤホンの組み合わせやってみた。これはいい。テレビやファンの音がかなり減ったうえで、
オーディオテクニカの音がそれなりに鳴っている。4万4千円のイヤーマフとか要らんがな。
AVATEK のイヤーマフ大体2千円だぞ。
ふと、そういえば、このヘッドホンΦ3.5mmのケーブル付録してたな。短いから、3mのケーブル買ったのだが・・・。
流石純正、刺さりがいい。実はビクターのオーディオケーブル、聞けなかったり、片チャンネルだけ鳴る事が多々あった。
まだ、VHS・ベータ戦争の名残やってるよ・・・。
中古屋の激安ケーブルも、あまり、聞けない・片チャンネルの症状は改善しなかったので、純正ケーブルに期待が高まる。
裏切られました。鳴らないことは若干減ったけれでも、位相間違いの抜け音楽からの改善はなかった。
ステレオミニプラグの後ろが太いと、ヘッドホン本体のΦ3.5mmジャックにうまく刺さらないらしい。
その辺で、専用ケーブルを差別してくるあたり、くっそにーらしい。
腹立つことに、ステレオミニプラグをヘッドホン本体から取り外すと自動的に電源が切れる。
Bluetoothに切り戻してくれればいいのに・・・。
まぁ、所詮は令和時代の日本の物作りらしい。
何を血迷ったか、必要もないのについ買ってしまった、Bluetoothドーターボード。
ノートPC掃除ついでに取り付けた。まぁ、地主さんがBluetoothスマホ連結で、電車でD動かしたいみたいなこと言ってたからいいか。
ノートPCとペアリングせず、かなりの時間がたって、マニュアル読み直して、何とかペアリングした。
!!これは驚いた。それなりの音が出始めたではないか。
だがすぐに接続が切れた。いや、Bluetoothの接続が切れるどころか、パソコンのオーディオ巻き込んで止まった。
コンピュータを再起動して、改めて、SuganoMusic の Sands of time 2020 を再生する。
やっと主旋律が鳴り始めた。バスの響きも大口径ドライバーらしい広がりを見せ始めた。
たくさんのレビューにあるように、単純なヘッドホンとしての性能は値段の1/10と言われている通りの、
味噌ッカス性能で、ノイズキャンセリングだけはアホみたいにすごい。
どうやらこの機種は、Bluetoothで使うしかない残念4万4千円ヘッドホンのようだ。
2/3の値段で買える前作ならよかった?いやいや、3万円前後でも不満爆発だっただろう。
完全にバッテリー切れにしたことがないので、バッテリー切れ時のオーディオケーブルの挙動は分からないが、
電源OFFでも、チープな鳴りのままなら、音の違いにとてもイライラさせられるだろう。
まとめ
結局、Bluetooth で接続しないと、ボーカル削除ソフトでボーカル消し損ねのくそ音楽が再生されるヘッドホンである。
当初やりたかった、オーディオケーブル+電源ケーブルの2本は我慢で、消音+音楽再生を1台でと言う事は出来なかった。
なので、4万4千円の価値はなかったと言える。
- 電源ケーブル刺しっぱなしでは動かない
- 市販Φ3.5mmオーディオケーブル刺すと半ざしになって、片チャンネルもしくは音が出ない
- 付録ケーブルを使うと、ボーカル消し損ないの裏拍くそ音楽が鳴る
- ただし、外部の音や動画の鉄道走行音はバッチリ消してくれる
- アプリのペアリングが悪く、なかなかセットアップに進まない
- Bluetoothの接続が悪くすぐ切れる、安定しない
- Bluetoothで完全ワイヤレスにして、やっとそれなりの音が鳴るが、4万4千円の音でなく4千円以下の音だ
ちなみにこの記事は、元のオーディオテクニカのイヤホン+AVANTEKのイヤーマフで、耳痛く圧迫感を感じながら書いている。なんとも本末転倒であった。4万4千円返してほしいわ。
本末転倒と言うなら、テレビ消さないネオスネップがすべての元凶か。
最後に、SuganoMusic さん、競技運転に最適な最高のBGMをどうもありがとうございます。