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2021年11月29日 (月)

全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)を視聴して

岩手県立図書館 主管でオンライン開催されている、「全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)」の動画全6本を視聴した。

資料や視聴URLは、申込者のみ参照可能。共有禁止と言う事なので、掲載は割愛する。

テーマは、「新しい生活様式の下での児童サービスの在り方」である。
本来は、一ノ関まで行って研究会に参加する2泊3日のコースになりそうなところだが、コロナ禍と言う事でオンライン配信されている。
尚、本来の受講資格は、「図書館職員、社会教育に関わる職員、教職員(幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校等)、保育所職員、保護者、子供の読書活動支援ボランティア等 」となっているが、
当方、一介のIT派遣エンジニアである。書籍関係を本職にしていないので、本来は受講資格は無い。
受講生の支援の中で事実上聴講することができたので、ここに残す。

自宅に居ながら好きなお茶を用意して視聴することができる。
情報通信技術様々だ。

家の中の作業の兼ね合いから、順番を入れ替えて、

  1. 基調講演1
  2. 事例報告1
  3. 基調講演2
  4. 事例報告2
  5. 事例報告3
  6. 全体討論

という順番で視聴した。

全体的に音声が反響音を拾っているので聞き取りずらい。特に6. 全体討論。

  • 基調講演1、「ファンタジーを楽しむ」
    柏葉 幸子 氏(小説家)

「霧の向こうの不思議な街」の作者とのこと。中学生の時に読んだよな・・・あまり詳しいところは覚えていない。
最初に見た印象は、首しかない。カメラさん、もうちょっと下。
柏葉さんの後ろ。壁に紙貼っているのではなくて、周りの絵に背景色があるっぽい?

あくまで個人的に感じたことはファンタジーを楽しむには、塾で勉強だけではなく、
大人がやってはいけないと言っている事をやる、おバカをやって不思議体験をいくつか経験している必要がありそう。

幼少期に不思議体験に縁が無いと、純粋に不思議と言う物を楽しめないそんな気がする。
悪ガキやって、神様ごめんなさい。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァンやって、何をどう巡ったか全く分からないが、
何となく見知った神社の境内に出たりとかを物語でなく、自分自身が経験していないと。(今の都心では難しいですかね。)
もちろん、泣きながら帰ってかーちゃんJ( ´ー`)しに怒られるまでは既定路線である。

  • 事例報告1、「一関市立図書館における児童サービス~新しい生活様式への対応と学校連携~」
    舛屋 藍 氏(一関市立一関図書館 主任司書)

コロナで行動制限を強いられている中、よくやったなという印象である。
それ以上でもそれ以下でもないかな。(普通に、やってきたことの報告で、行動理由はちゃんと情報源に基づいている)
音楽ライブラリを提供しているというのは、あまり見ない気がする。

まぁ、優等生的な回答という感じだった。

  • 基調講演2、「絵本と賢治と3.11と-コロナ禍で思うこと-」
    藤澤 陽子 氏(「語りの会風楽堂」主宰)

流石はボイストレーニング、撮影室のエコーがマイクにビンビン入ってくる中でも聞き取りやすい。
ただし、間の取り方がマイクのAGC( オート・ゲイン・コントロール )と相性が悪く、
間->喋り出しの瞬間の音がデカく、言葉尻がオーディオレベルが下がる。

伝えたい事を持った人が、ストーリーテラーであるとという発言が後に効いてくる気がする。

人生観が変わる人に出会う、良き巡り会わせに会うという意味を藤澤さん自身の人生として、
回答をもらえる人だと思う。

幸せホルモンといえば、甘いものを食べてデブ化を代償に無理やりひねり出すセロトニンがIT界隈では有名だが、
紹介されていたのが、オキシトシンと言う、聞いたことの無い物だった。
オキシトシンはナデナデしたりされたりすると出るものらしい。こういう感じの奴だな
実行したらハラスメントになるので、もはや縁のないものだが・・・。
仕方がないので、ねこちゃんモフモフするとか代替手段を探す必要がありそうだ。

  • 事例報告2、「多様な取り組み方法への挑戦~コロナ禍でできることを探る~」
    江刺 由紀子 氏(特定非営利活動法人おはなしころりん 理事長)

前の藤澤さんと縁のある江刺さん。

読みつなぎとは、本をコミュニケーションの道具として活用する姿が印象的だった。
特に、本を通じて児童にコミュニケーションしていたところを、
3.11では、本を通じて地域社会、老若男女全てにコミュニケーションして接したという切替は、
目を見張るものがある。

活動するにあたり、活動する先の人に資するものになるか否かという、
決して揺らぐことの無い判断軸を持っているという点は、
サービスを提供する側からはなかなかできない事ではないだろうか。

  • 事例報告3、「ウィズコロナ時代の児童サービス~岩手県立図書館の取組~」
    沼宮内 望 氏(岩手県立図書館指定管理者 司書)

指定者管理制度といえば、本の回転率や運営にかかる費用の安さに注目され、
地域社会の知力・知財は2の次にされることが多いが、
有体( ありてい )に言えば、当たりの指定者と言う事だろうか。

絵本の読み聞かせを動画化するのではなく、地域民話を自分で文章化し、背景を作り、自分で演じることで
著作権問題をクリアしながら動画配信する努力は、エライと思う。
仕事をしながら作ったとのことなので、なかなかメンバーの理解や協力が得られないなか、
やり遂げたと言う事は実に素晴らしい。

陣取り合戦では、感想欄をあえて小さくしたことで、参加のハードルを下げる工夫も問題点をよく把握していると思う。

  • 全体討論、「これからの時代における児童サービス~未来を担う子供たちの読書活動を支援するために~」
    コーディネーター: 藤澤 陽子 氏(「語りの会風楽堂」主宰)
    パネリスト: 舛屋 藍 氏、江刺 由紀子 氏、沼宮内 望 氏

凄まじく聞き取りにくい。何を言ってるかさっぱり分からない。
広い部屋に会議マイク1個で録音しているのか、オーディオレベルが低いのと、部屋の壁を反射してきた音拾うので残響音がひどい。
やっぱりマイクは、一人一本必須じゃないですかね・・・。

3/4ぐらいは、この聞きにくい状況が続く。特に両端の2人の声が聞き取りにくいのだ。

この状況が動くのは、本題の「これからの時代における児童サービス」が始まった瞬間からだ。
江刺さんがイニシアティブ( 主導権 )をとり、藤澤さんとの事実上の1対1を形成し始めてからだ。
舛屋さんも、自分の体験を通じて感じたことを伝え、議論に載ろうとするが、こちらまで届かない。
基調講演2の藤澤さんの言う、言いたい事を言う者、ストーリーテラーに成れていないからだ。

サービス論のあるべき姿として、子供たちが主役で、子供たちが欲しいものを提供できなければ、
サービスの意味がないと信念を持つ江刺さんや江刺さんの親派の藤澤さんの話し合いに負けてしまっているからだ。

ボイトレコーディネーターの采配のおかげで沼宮内( ぬまくない )さんにも振られるが、
行政的な回答に終始して訴求力が無い。
ボイトレとおはなし会の実技の前では、主張も霞んで消えてしまい残念だった。

「コロナだからを理由に立ち止まる時代はもうすでに終わった。この制約事項の中、如何に結果を残すかが勝負となる。」というのが、
派遣元から言われていることだが、図書館も同じようだ。
今回は、公共図書館を主軸に3社3様の取り組みについて見学させていただいた。
この話を通じて、ふと、ゲーム、IT、テレビなど1時間の制限( 以下まとめて、ゲーム禁止と記す )
を設けたにもかかわらず、学力を落とした香川のことが頭に浮かんだ。
議論の中にも出ていた、インターネットの根拠のない、アクセス数をお金に換える記事によれば、
記事によれば、子供たちはゲーム禁止だからスポットするかというとそうでもなく、勉強はやはりしない。
子供たちは何かするでもなくボケーっとしていると当該記事にコメントされている。
議会と行政は結果が出るには10年かかるから、今下がるのは仕方ない事らしいが、
10歳の子は成人してしまうと親は危機感があるようだ。
地域の知力・知財を担う図書館が受け皿になれていないようで残念に感じる。
図書館の本は0の総記から9の文学までありとあらゆるジャンルの本を取り揃えている。
9番の文学だけが本ではない。歴史書もあれば、経済・化学・科学・数学・工学・医学・産業・芸術・辞書・・・全部本だ。
言い換えれば、ありとあらゆる分野を受けれられるにもかかわらず、
子供の要求に応えられず、取りこぼしてしまっている。実にもったいない。

子供が本を読まないのもあるかもしれないが、子供を主人公として欲しい本にリーチできる受け皿が本当に図書館にあるのか、
リーチできるというのは、大人の勝手な思い込みではないだろうか。
江刺さんや藤澤さんの話を聞くと、考え直す時が来ているような気がする。

文末となり申し訳ないが、
主催: 公益社団法人日本図書館協会、令和3年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)実行委員会、岩手県図書館協会、北日本図書館連盟
主管 : 岩手県立図書館
講演 : 岩手県教育委員会
及び、パネリストの皆様に、皆様の奮闘を参加者各位に届けるITエンジニアの1人として参加させていただけたことを、厚く御礼申し上げる。

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